
爆ぜる栗顔
岡田武史監督
国立競技場で行われていた
サッカー東アジア選手権で
日本は1-3で韓国に
惨敗したそうな(2/14)
ホームで屈辱の3位
しかも、韓国チームは
外国で活躍している
主力選手を欠いた
「2軍チーム」だったこともあり
ファンの怒りがここへ来て
一斉に岡田監督に向かっているとか。
スポーツ紙もあおり立てるような
記事ばかり書いている。
とうとうW杯本番4ヶ月前にして
あちこちで解任論が噴出する始末。
残酷なもんだね。
★
岡田監督自身が以前に
語っていた事が、よくわかる。
「代表監督は外国人に限る」
なんでかというと、負けたら、
日本に住めなくなるからだそうな。
十数年前、はじめて代表監督に正式就任した。
前任監督の突然の辞任というピンチの中
替わりに選手たちを率いて
「ジョホールバルの歓喜」と
呼ばれる勝利でW杯出場を果たした
その実績が評価されてのことだった。
実はその運命の試合の前日、
奥さんに国際電話して
負けたら海外移住
という話をしていたんだって。
★
それほど厳しい仕事だとわかっていて、
それでも火中の栗を拾うように
オシム監督の後を引き継いだ
岡ちゃんの責任感と覚悟について
ワタシはずっと見上げてる。
そりゃ、一部のサッカーファンが
勝利の恍惚を求めるあまり、
もしくは、敗北の屈辱や
がっかりに耐えきれず
つい監督に不平をぶつけてしまう
ファン心理はわからなくもない。
でも、あんまりじゃない?
ここへ来て、どこかの外国人監督と
替わってもらったら
つかの間の期待で胸を
なで下ろせるんだろうか。
火中の爆ぜる栗
になって、監督や選手たちを
海外移住させるのが
ファンの役目なの?
イラスト・文章の無断転載を禁止します/著作・松村宏