神格顔

長嶋茂雄

巨人終身名誉監督

病に倒れて486日目、東京ドームで

巨人―広島戦を観戦したとか(7/3)

試合前にバックネット裏の3階スイートルームの

バルコニーから左手をあげて観客に

あいさつした元気な様子を見て

感激した人は多かったろうなあ。

長嶋サンの病状が回復したのは

ワタシも素直によかったと思う。

だけど、なんだか釈然としないことがあるんだよね。

いっしょに試合観戦した主治医の内山教授は試合後、

球場観戦まで回復されたのは、

本当にうれしい」と語ったそうな。

ん?まてよ?長嶋サンが倒れたのは去年3月だ。

それじゃあ、8月のオリンピックの試合になんか

そもそも間に合うはずがなかったではないか。

5ヶ月やそこらで監督業に復帰ができるような

病態でなかったことは、経験豊かな医者なら

当初から判ってたはずだよね。

だけどアテネ行きを断念という話は

当時、オリンピック開催直前まで発表されなかった。

なんとか間に合うかもしれないという空気があったじゃん。

それならギリギリまで待とう、ということで

結局は、中畑コーチが

急遽

監督代行を勤めるという形になったんだよね。

もし、長嶋サンが早い段階でアテネ行きを

辞退していたらどうなっていただろう。

当然、「闘将」星野監督や「知将」野村監督に

出番が回ったはずだよね。

でも、そういう事態は絶対許したくない。

長嶋サンが、じゃないよ。

責任感が強い長嶋サンのことだもん

自分の体が思うようにならないと知ったとき、

迷惑がかかるのを恐れて、早いうちに

代表チームの監督を辞退したんじゃないかな。

それを、マスコミ取材をシャットアウトすることで防いだ。

そして病状をずっと隠し通すことで、

他の有力監督待望論が出るのを防いだ。

どうしても、日本代表チームは「長嶋ジャパン」で

押し通さなければならない。

やっぱり、アノ人が筋書きを書いたんだろうなあ。

おかげで、日本代表チームは監督経験すらない

三流指揮官で戦うことになり、金メダルどころか

プロ野球のないオーストラリアに惨敗という憂き目にあった。

それでも、長嶋サンに忠誠をつくすことが

選手にとって一番の美談であるかのようなイメージが

マスコミによって繰り返し流されて、

日本全体に一種の催眠状態が定着しちゃった。

いまや長嶋サンの現役時代はおろか

監督時代のことすら知らない子供たちでも

長嶋さんというのは、なにか特別な人物だと

思い込んでいるんじゃないかな。

神格化だよね。

もし長嶋サン批判でもしようものなら

いまや人格を疑われかねないよ。

非国民になっちゃうよ。

選手紹介で守備位置に向かう

先発メンバーは長嶋サンに向かって帽子を取り、

深々と頭を下げてあいさつしたそうな。

なんだか天覧試合みたい。

例によって徳光アナは号泣。催眠の見本だ。

観客もバルコニーの長嶋サンに手を振って

熱狂、大歓迎していたけれど

そのバルコニーの後ろの部屋で

観客を見下ろしていたアノ人は

さぞかし気分がよかったろうなあ。

なにしろ筋書きを書いた張本人だもん。

ワタシが小学生の時は長嶋サンのことを

親しみを込めて「チョーサン」と呼んでたんだけど

これからは言葉使いに気をつけよう。

長嶋陛下

バンザイ!




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