毛はえ顔
稀勢の里
本名の萩原から改名した初日、一回り年上の
ベテラン闘牙(30/高砂)が相手だったんだけど、
ガップリ四つに組んで正面から堂々と寄り切り、白星スタート。
「特に緊張はなかった。
お客さんは沸いていたが、
あとはいつも通りだった」
と取り組み後語ったそうな。
フツウ、新入幕の初日を迎えた力士は
硬くなったり、緊張で舞い上がったりして
土俵の上でなにやってるかわからなくなるもんだそうだけど
この18歳は心臓に毛が生えてるね。
モノが違う。
一方、結び前の一番では、大関魁皇が
横綱挑戦の緊張からガチガチになって、
琴光喜にいい所なく完敗した。
優勝を5度も経験していて百戦錬磨のはずなのに
それでも初日のプレッシャーに負けてしまうんだから
きっと魁皇は生えてないね。
それに比べて、その番狂わせの直後の土俵にあがった
横綱・朝青龍は、まるで「これが横綱だ!」と
雄叫びが聞こえそうな気迫の相撲を見せつけた。
うーん。やっぱりモノが違う。
以前、勝負に負けて悔しがる当時の萩原の様子を見て、
横綱は「オレと似てる。強くなる」と言ったそうだけど、
きっと同じ種類なんだな。
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心臓に生えてる毛が
イラスト・文章の無断転載を禁止します/著作・松村宏