お遍路顔
菅直人
民主党前代表
民主党新代表の前原誠司サンから
国対委員長への就任を要請されたけど、
固持したそうな。その理由は
「お遍路に行ける役職じゃない」
おお〜、斬新な断り方だなあ。
以前、年金未納三兄弟発言→自身の年金未納期間が発覚
→代表辞任にいたるすったもんだで
昨年7月の参院選後のあとに、「自分を見直す」といって
頭を丸めてお遍路姿になり、
四国巡礼に出掛けたことがあったっけ。
あれで、ずいぶんハマっちゃったんだなあ。
この際、政治家から宗教家へ転向する?
それもいいんじゃないかなあ。本気でそう思うよ。
なんでかっていうとさ、大量消費時代の限界が見えてきたじゃん。
地球規模で、温暖化や異常気象による自然災害が頻発する。
これは人類の暴走と無関係ではないよね。
だから、人間の足で、一歩一歩進む、徒歩による巡礼の旅は、
一見時代に逆行するように見えるけど
これからの時代を先取りする象徴的な行為かもしれないもん。
アメリカ型の大量生産・大量消費文明を
数倍の人口規模で中国とインドが追っかけはじめた今、
このままだと、地球が壊れちゃう。
どこかでギアチェンジして、ペースを落とすなり
ダウンサイジングするなりしないと、人類の未来はない、って
実は誰もが気づいていることなんだと思う。
ホントはもう、政治がその方向を打ち出して
リードしていかなきゃならない時期にきているんじゃないかな。
・・・今のところ、菅さんがそんなことを考えて巡礼しているとは、
とても思えないけどさ、政治の目的は、なにも権力闘争じゃないんだから。
お遍路が、大量消費型文明から脱却しようというムーブメントの
ひとつのきっかけになればいいのにね。
車や鉄道などの移動手段をあえて使わず
人間のそもそもの身の丈にあった方法で旅をする。
古くて実はすごく新鮮なんじゃないかな。
イラスト・文章の無断転載を禁止します/著作・松村宏