望郷顔
ジェンキンス氏
6月14日に母国アメリカに曽我さん一家と共に帰国するそうな。
母親と再会するのは40年ぶりだとか。
今浦島だ。隔世の感があるだろうなあ。
ただし浦島太郎は、竜宮城で楽しんだけど
ジェンキンスさんはとてもそんな状況ではなかったようだ。
「長年の時間を取り戻すべく
母親らと楽しい時を過ごしたい。
母との再会は長年の願いで、
皆様方に改めて感謝します」
と、拉致問題連絡・調整室を通じてコメントしたとか。
よく「望郷の念」とか簡単に言うけど、ジェンキンスさんの場合
お母さんと再会する感激は並大抵じゃないだろうなあ。
当然日本のテレビが追っかけて、その感動シーンを
めいっぱいアップでとらえて、日本の茶の間に流すことになるんだろう。
見てみたいような気もするけど、
大切な瞬間をテレビ取材で邪魔しないで、
家族だけで静かにそっと会わせてあげてほしいような気もする。
龍宮城から戻ってきた浦島には家族が誰も残っていなかったけど
ジェンキンスさんにはちゃんと残っていたんだから。
イラスト・文章の無断転載を禁止します/著作・松村宏