リメイク顔

生きる」

渡辺勘治(志村喬)

黒澤明監督の名作「生きる」を

ハリウッドでリメイクすることになったそうな。

主役はトム・ハンクスで交渉中らしい。

おお、そりゃ見てみたいな。

黒澤監督の時代劇を現代の役者でリメイクしてほしいとは

ニュートリノの直径ほども思わないけど

この映画の主人公、市役所の市民課長を

アメリカ屈指の芸達者、トム・ハンクスがやるのは

とっても興味がそそられるなあ。

いまから52年前に作られた映画だけど、テーマが普遍的だから、

舞台は現代のアメリカでもいいし、たとえロシアや中国でも、

話はちゃんと成り立つと思う。

むしろ現代のほうが、50年前より切実かもしれない。

世界中に「生きる」意味を見失ってる

渡辺勘治サンは存在しうるよね。

そして世界中の誰もが「生きる」意味を見つける

渡辺勘治サンになれるかもしれない。

きっと、トム・ハンクスなら、この小役人の絶望、哀愁、壮絶

そして可愛さまでひっくるめて

ぜんぶ引き受けて演じてくれると思う。

ただ・・・、気がかりなのは、ゴンドラの唄だなあ。

「♪命短し、恋せよ乙女」

この曲ばっかりはどーしても譲れない。

この映画の命とも言えるこの曲、これだけは変えないでほしいなあ。

できればオリジナルに敬意を表して、日本語で

トム・ハンクスが原曲のまま歌ってくれないかな。

多少発音が変でも、たどたどしくても

かえってそのほうが、感じが出るよ、

そう、

勘治が出る

なにせ、志村喬さんがつぶやくように歌うオリジナル版も

たぶん、今の20代以降だと原曲知らないから、

歌詞が聞き取りづらくて字幕が必要(笑)

あ、でも若い人でも絶対感動するから、観たことない人は

このさい、是非是非オススメしますよ。

馬鹿なハリウッド映画の新作を100本観るより、

この1本で人生が変わるんだから、ホント。




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