菩薩顔

江川紹子氏

オウム真理教教祖・麻原彰晃の四女の

後見人になるんだそうな(8/28)

父親が逮捕された当時6歳だった四女は現在17歳なんだけど

自分の家族の生活が、教団の元信者たちによって

支えられている状況に耐えられず、インターネットで知った

江川サンにメールで相談してきたとか。

なんでも、母親と姉の三女が、被害者への賠償より

教団内の権力保持やぜいたくな生活を続けるのに

熱心なことに反発して、数年前から家出を繰り返していたらしい。

教団関係者と絶縁し、アルバイトをしながら自立して

医学部への進学を目指したいんだってさ。

「人命を助ける仕事に携わり、被害者に償いをしたい」とか。

うむむ。立派な志だ。

だけど、アルバイトしたり、アパート借りるにも

未成年者には保護者や保証人が必要だ。

今までは父親の弁護人でもある松井武弁護士が

後見人だったんだけど、彼女は強い不信感を抱いているんだって。

そこで、江川サンに新しく後見人になってくれるよう頼んだだとか。

江川サンは「ためらいもあったが、

社会の中で踏ん張り、人の役に立ちたいと言う

彼女を少しでも応援したい」と後見人になることを決めたんだそうな。

そりゃ、ためらうのは当たり前だよね。

なにしろ、麻原は何人もの人の命を奪った極悪殺人教祖。

その一味に江川サン本人もVXガスで暗殺されかかった

恐怖の体験があるんだから。

自分を殺そうとした男の実の娘を援助するとは

なんという心の広さだろう。ひたすら敬服するなあ。

江川サンはどんな宗教観をお持ちか知らないけれど、

まるで観音様、菩薩様のような慈悲ではないか。

そう、たとえ血がつながっていようとも、子は親とは別の人格なのだ。

先入観や特別な感情から切り離して

まったくの個人として扱わなければならない。

言葉で言うのは簡単だけど、それは大変な勇気のいる行為だと思う。

ふつふつと自分の内側から湧き出てくる負のイメージに

素直に従う方がはるかに楽で簡単だもの。

悪い感情や否定的な思考を、冷静な理性と理解で洗い流して

無垢な態度で相手と接するなんて、並の精神力では出来ない。

オウムの信者たちが、どんな崇高な物語を信じていたのか知らないけれど、

物語の正しさを証明するために、自分たちとまったく関係のない一般人を

殺してしまおうという強引な思考は、江川サンとは真逆なベクトルだ。

どっちが宗教家かわかったもんじゃないね。




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