実話負け顔
レオナルド・ディカプリオ
第77回米アカデミー賞の発表があった(2/28)。
伝説の大富豪ハワード・ヒューズ役を演じて
最多11部門でノミネートされていた、
作品賞の最右翼候補「アビエイター」で
期待は大きかったんだけど
主演男優賞は「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスに
作品賞と監督賞は、ともに「ミリオンダラー・ベイビー」の
クリント・イーストウッドに持っていかれてしまった。
うーん残念でした。世界中の女性ファンの
落胆の声が聞こえそうだねえ。
ところで、ハワード・ヒューズって人は
190センチもある長身のイケメンだったそうで
18歳で父親から事業を引き継ぎ大富豪になり、
21歳の時に映画監督になって、自ら操縦する
飛行スタントまでこなした航空機アクション映画で大ヒット
以来つぎつぎと話題作を製作、ハリウッドの頂点にのぼりつめ
ついには飛行機会社まで設立して、自分で操縦して
世界最速記録を次々と更新したんだそうな。
で、恋愛相手が大女優キャサリン・ヘプバーンと来たら
男が夢見るこれ以上ない最高の人生ではないか。
作り話ならあまりにも出来すぎでウソ臭いけど
これが実話なんだから、腰抜かしちゃう。
その伝記を10代の頃から愛読していて
主演、製作総指揮まで買って出たのが
いまをときめくレオ様だってんだから、
もう、文句なしだ!パーフェクトだ。
観る前から鼻血が出そうなイケイケどんどん映画だ。
なんで、アカデミー賞が獲れないの?
誰もがそう思うよねえ。
だけど、ワタシはおなじ実話なら
7歳で失明した黒人少年が、ピアノの才能を武器に
差別を克服しながらソウルミュージックのパイオニアとなり、
音楽と麻薬と女性の波乱万丈の人生を送りながら
音楽界のカリスマとなっていく「Ray/レイ」を観たいなあ。
こっちのアメリカン・ドリームの方が圧倒的に好みだなあ。
それに主演のジェイミー・フォックスは、
オーディションでレイ・チャールズ本人から
気に入られて役を手にしたほどのピアノの名手で
劇中の演奏シーンすべてを吹き替えなしでやってるそうだ。
それだけじゃく、毎日12時間以上も目隠しして生活して
役作りして撮影にのぞんだたとも。
やっぱり当代随一のイケメン俳優がいくらリアルに
役作りして伝説のイケメン偉人を演じても、
芸達者役者のこの実話には負けちゃうか。
イラスト・文章の無断転載を禁止します/著作・松村宏