キターッ顔

電車男(伊藤淳史)

テレビ版「電車男」(フジテレビ)の第一回目の放送を見たよ(7/7)

いやー、面白かったなあ。

ぜったいもてなさそうなアキバ系の男が

高嶺の花のウルトラ美人OL(エルメス=伊東美咲さん)

と恋愛するという、実にドラマっぽい設定は置いといて

(ホントにあった事らしいからしょうがないけど)

それより、テレビドラマとしては

彼を応援するチャット仲間たちの

描き方が圧倒的に面白かった。

「電車男」の状況報告にレスをした、本来は顔が見えないはずの

「名もない応援団」が、テレビではひとりひとり画面に出てきた。

そこが楽しい。

電車男にレスする間のほんの一瞬しか映らないのだけれど、

それぞれのキャラクターがパソコンに向かっている部屋の背景と服装で

どんな個性か、瞬時に把握できるよう工夫していた。

ミリタリーおたく、熱烈プロ野球応援団男、さびしいOL

さえないサラリーマン、貧乏芸人夫婦

浪人受験生、呑んだくれの中年オヤジ、DV家庭の妻などなど

細かくあげればきりがない。

人間ウオッチングが趣味のワタシは「いるいるこんな奴」と

なにしろ楽しくテレビにかじりついた。

これは小道具さんやスタイリストさんたちの勝利だなあ。

あれだけ大勢の個性を演出するのは

ずいぶん努力が必要だったと思うもん。

世間には「名もない」という表現があるけれど

当然のことながら個性のない人間なんて

この世に存在しないのだ。

巨大掲示板で起こった奇妙な連帯感

それは匿名性ゆえの

新型コミュニケーションだと思うけれど、

テレビドラマはそこに、リアルな人間性を肉付けしてゆく。

部屋は住人自身の歴史であり、性格だ。

小道具さんは、ひとりひとりの登場人物の人生を想像しながら

部屋にどんなものを置いたらリアルか、考えていく。

スタイリストさんやメイクさんは、

登場人物をどんな服装や髪型にするかで、

個人の思想や性格、生活まで演出するわけだ。

大げさなCG使ったり、かなり斬新でコミカルな

演出も楽しかったけど

それよかこのドラマの、体臭を感じる部分に、

ワタシはひさしぶりに

「キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ」




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