強敵顔
ブルース・スプリングスティーン
ニューヨーク・タイムズに寄稿して
こんどの大統領選で民主党のケリー候補へ投票を
するよう呼び掛けたんだそうな(8/5)
「今回の大統領選に参加しないと、
支払う代償は高い」だって。
ほかのロックバンドやカントリー音楽グループのメンバーたちと
「変革のための投票」というグループを組織して
これから反ブッシュ・ツアーを始めるとか。
あら〜、これは手ごわい相手かもよ、ブッシュさん。
ことによったらマイケル・ムーア監督より強敵だ。
なにしろ20年前に大ヒットした
「ボーン・イン・ザ・USA」は、
ほとんどアメリカの第二国歌みたいな曲だからね。
選挙民のハートをわしづかみにされちゃうかもよ。
だけど当時は共和党のレーガン元大統領によって
大統領選の応援歌みたいに利用されてた。
「この曲のように我々もアメリカ人としての誇りをもつべきだ」
とかなんとか、レーガンのおっさんが演説してた。
そんなもんで、ワタシはアメリカ国民が大合唱する
あのサビの歌詞だけ聴いて、ずっとしらけてたんだよな。
「俺たちアメリカ生まれだぜ、文句あっか」ていう
アメリカ万歳的なマッチョ系愛国歌
だと、てっきり思っていた。
実はそれは誤解で、全くそうじゃないみたい。
肯定的な「俺はアメリカ生まれで、あー良かった」という意見ではなく
「こんな悲惨なアメリカに
生まれてきちまった」
という、否定的なやるせなさを絶叫してたらしい。
だって、もともとベトナム帰還兵が主人公の歌だし
こんな歌詞があるんだってよ。
俺はこの町で小さな問題を起こし
彼らは俺の手にライフルを握らせ
外国へ送り込んだ
黄色人種を殺すために
U.S.A.で生まれた
俺は、U.S.A.の敗残者だ…
ね、どう考えても反戦歌でしょう。
だけど、この曲(サビの部分だけ)がスーパーヒットしたせいで
スプリングスティーンは意に反して
いつのまにかアメリカを代表する愛国の
マッチョヒーローに祭り上げられてしまったわけだから、
想いはそうとう複雑だろうね。
もしかすると、今回のこの行動はこの曲の
正確な意図を国民に再認識してもらうための
千載一遇のチャンスだと思ってるのかもしれないよ。
だとしたら、積年の思い入れがあるから、
すごいパワーが加わりそうだ。
うん。「ボーン・イン・ザ・U.S.A」が再ヒットしたら
今回はしらけないで、一緒にこぶし上げてもいいな。
だって上の歌詞は今歌うと、そのまま
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イラク戦争批判
になってるんだもん。
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